最終更新日: 2024年2月19日

VR(仮想現実)を使ったゲームや音楽等のライブ、展示会やイベントなど、仮想空間の活用が今、広がっています。VRゴーグルをつければ、視界は360°全方位がバーチャルな世界に。その空間内では、他の人たちとのコミュニケーションはもちろん、バーチャルな卓球といったスポーツも、商談も、会議も可能です。

……とはいっても、 「VRって何?」といった声、また「操作が難しそう……」といった声はよく聞かれます。そこでこの記事では、VRツール「Oculus Quest 2(オキュラスクエスト2)」を商業活用しているAIQVE ONE(アイキューブワン)株式会社(旧・monoAI technology株式会社)の営業女子・えりん(技術者ではありません!)に、VRの使い心地をジャッジしてもらうことにしました。

Amazonや大手家電量販店でも購入できるOculus Quest 2は、VRを身近にし、「来るぞVR元年」を後押しするでしょう。ぜひ体験記をご賞味ください。

はじめて触れるVR実機、その場で使いこなせる?

初Oculus(オキュラス)。まずは梱包を開けます。大抵の実機の箱は、ピッチリしたビニールに包まれています。「どこから開けるの?」と、まごまごしながら箱を上下を確認していると……

Oculus Quest2 開封
なんか、開けるためのモノっぽい。ということで


ガシガシつるりとビニールをとって、箱まで開けてみました。てか、開けやすすぎ……。

oculus quest2 対面
人生初! Oculus Quest 2 とご対面。

oculus quest2 サイズ感
中身を出すと、こんな感じ。横幅はほぼほぼスマホサイズ。

えりん「思ってたよりもコンパクトでかわいいー! コントローラーは不思議なかたちだけど、どう使うんだろう?」

oculus quest2 起動
さて、どうしよう……。ということで、とりあえず起動

oculus quest2 装着
えりん「……」

沈黙。

えりんさん? えりんさーん。

えりん「おお……結構しっかりした着け心地で、重たいと感じる人もいるかもしれないです。でも、ズレたりはしないからそれはいいかも。あ! 自動で何か始まった(笑)」

ということで、初期設定などに進みます。

※眼鏡をかける必要がある場合は同梱されている眼鏡スペーサーを挿入して装着します。

初期設定・操作・使い方

視界は灰色の画面でいっぱい。そこにキャラクター(アバター)がでてきます。コントローラーのボタンを押しながらポップアップで表示される指示にしたがって

「言語選択」 → 日本語を選択。
「鮮明度をチェック」 → ヘッドセットを動かしながら、視界のピントが合うように微調整。キャラクターが丁寧に誘導してくれます。
「レンズの調整」 → 必要に応じてレンズを調整。不鮮明さをなくします。

どういうことかというと、

oculus quest2

はずして

oculus quest2
動かして調整、着けて調整するんです。で、ふたたび装着します。

次は、座った状態での設定です。腕を動かせるスペースのあるイスに着席。Wi-Fiの接続を求められるので、VR内にでてくるキーボードをタップしてWi-Fiのパスワードを入れます。

※このとき、「接続が制限されています」とアラートが出て、つながらなかったのですが、再起動したらつながりました。

Wi-Fiがつながると、説明動画が自動でふたたび流れだします。「これくらいのスペースあけてくださいね」「(物理的な場や環境に合ったものなど)適切なコンテンツを選んでくださいね」といった指示・注意事項がでてくるので、それに「同意」。

すると「ヘッドセットのソフトウェアを最新のものにアップデートする」状態になります。これに数分かかります(アップデートが完了すると再起動して音がなります)。

アップデートのあいだは、ヘッドセットをふたたびはずします。

oculus quest2
しばらくすると……音。

えりん「ピロリロリーンって、音がかわいい(笑)」

見た目もそうですが、ビニールのはがしやすさ、ポップアップの説明や誘導してくれるキャラクターの親しみやすさなど、ユーザーエクスペリエンス(使う人の体感、使い心地)に相当に配慮した設計になっているようです。

さて、続いてヘッドセットをOculusモバイルアプリとペアリング(接続)して設定を続けます。アプリは「App Store」または「Google Playストア」からダウンロードします。


Oculusモバイルアプリのダウンロードが完了したら、入力作業へ。そして、フェイスブックでログイン!

oculusモバイルアプリにログイン
 

ログイン後に、ユーザーネームを設定したりして……。再び装着。今度は立った状態で設定です。
oculus quest2

まず、「ガーディアン設定」を行います。ガーディアン設定とは、VRで安全にプレイができる領域・空間(プレイエリア)の範囲を決めることをいいます。境界を越えそうになると、バーチャル境界線が表示されるようになります。推奨される広さは2メートル×2メートル以上です。さっそく設定します。が、突然、彼女が絶叫。

えりん「わー! すごーい!」

!!!

…… !? どうした !?

えりん「360度、いきなり知らない空間に入った感じになりました! 和風? の、部屋?」

何が見える ??

えりん「壁とかモノとか、全部、和風な感じに見えていて、部屋全体が別世界です。プレイエリアを設定……?」

え !? 人は !? まわりのスタッフは見えるの?

えりん「見えます! ちょっと灰色がかって見えるのですが、ぶつかったりする心配はなさそうなくらい、しっかり見えてます! ……なるほど、ここでアプリをダウンロードする必要があるんですね」

なんと、えりんさん、ヘッドセットをつけたままスマホをいじりだします。VR空間に映るスマホがリアルスマホの再現といえるくらい鮮明で、違和感なく触れるようです。

※初代Oculus Questに比べ、ディスプレイの解像度が段違い。重さも596gから503gに軽量化しています。

続いて、床面の確認です。「下をむいてVRに表示されるグリッドを見てください」との指示が。どうやら、実際の床の高さと、ヘッドセットのVRで見える床の高さを合わせる作業のようです。

えりん「合ってない……。床が浮いてる(汗)」

床が、浮いている。……浮いてる ??

oculus quest2
床、調整中。コントローラーで床をタッチするようにしていくと……。

えりん「あ、浮いてた床が下がった!」

そして、プレイエリアを設定。コントローラーのトリガーボタンを長押ししながら、プレイヤーの境界線を描いていきます。

※このとき障害物にぶつからないよう、事前に周囲を整理整頓しておきましょう。

えりん「できましたー!」

プレイエリアの正面をリセットし、頭を別の方向にむけて、指示どおりにコントローラーのボタンを長押しすると――デバイス設定完了!

ここからは……ゲームやソフトなど(別売り)をダウンロードすることで、いろいろできるみたいです(デフォルトで遊べるソフトも入っています)。

oculus quest2 ゲーム ソフト

※この画像はOculus Quest 2のパッケージの箱に掲載されていたもの。

以上の初期設定・操作については公式動画も公開されています(ただし英語)
https://youtu.be/ZBSiZ5Pcjjg

ゲーム画を観たい方はYouTubeチャンネル「Oculus」へ
https://www.youtube.com/user/oculusvr/

Oculus Quest 2の販売ページはこちら
https://www.oculus.com/quest-2/

フェイスブック社発表のVRゴーグル
「Oculus Quest 2」まとめ

こうしてOculus Quest 2でのVR初体験を終えたえりんさん、どんな感想を抱きましたか?

えりん「不思議なかたちだなーと思っていたコントローラーの使い方も、しっかり説明動画で教えてくれるので、わかりやすかったです! 実際に簡単なミニゲームを遊べるモードでは、卓球みたいにボールを弾くとコントローラーが震えて、手応えや臨場感がありますし、何より(リアルでは存在しないのに)実際にそこにテーブルがあると錯覚してしまいそうな没入感で、間違えて手のひらを置いてスカッと通り抜けてしまいました(笑)。『使い方を練習しましょう』みたいなアプリでこれだけ楽しめるから、実際のコンテンツはもっとすごいんだろうなとワクワクしています!」

すっかりVRのとりこになったえりんさん。将来、VRが社会のインフラとして活躍する時代がくれば、この記事も、技術的な転換点の「その時」をリアルに伝えるものになっていくでしょう。

今後のVR界の進展を楽しみに、またAIQVE ONE株式会社としては、VR実機の利用も含めたXRデバッグ( VR、AR〈拡張現実〉、MR〈複合現実〉などの技術を用いてゲームやアプリ、ソフトウェアのバグ・不具合を検出して、正常に動作するよう修正につなげるサービス)で技術的なサポートを広げつつ、みなでワクワクの未来をつくっていきます。

※Oculus Quest 2を50台用意しました。VRテストやFUNQAにも対応できますので、ぜひお問い合わせください。

 

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